2009年6月4日木曜日

春になったら苺を摘みに。

著者:梨木香歩

童話・絵本作家にして小説家。
人を受け入れる大らかな姿勢と芯の剛さ、やわらかで鋭い感性。
彼女の作品は、彼女の美しい生き方を写し取ったかごとく、美しくて、剛い。

彼女の英国在住時代のエッセイ集。
言葉は違えども、人は人である限り、国境を超えて通じ合うことができるとの思いを
新たにさせられる。

人と会い、通じ、刺激され、生まれるサムシング。
自らを耕す出会いは、半径50m内にあるわけではないのだ。
揺るぎない自信を持って発信できる何かを自分の中に構築できているならば、
広く世に問うべきなのかもしれない。

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