2009年6月4日木曜日

悲しみよこんにちは

著者:フランソワーズ・サガン1935年6月21日2004年9月24日
フランス小説家脚本家および映画台本作家。

恥ずかしながら、この年になって初めて読みました。エヘヘ。
18歳の時に出版され、世界的なベストセラーになったそうです。

この作品のすごいところは、やはり作家自身の観察眼の鋭さでしょうか。

思春期の恐ろしく不安定な情緒に身を委ねながらも、
委ねている自分を恐ろしく冷静に子細に観察している。

そして、
その時見たもの、
その時感じたもの、
その時考えたこと、

これらの思春期エッセンスを、
「最愛の父の再婚を妨害する」という骨太のシナリオにちりばめた。

そして生まれたのが世界的ベストセラー「悲しみよこんにちは」。



以上、私の勝手な推測でした。

しかし案外、小説ってこの法則に則ればでき上がるのかもしれないなあと、ちょっとヒントを得たように思った一冊です。






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